MBTIを活用したチームビルディング【MBTIタイプごとの得意なポジションとは】これで会社も効率化

チームを運営する人であれば、誰でもチームのパフォーマンスを最大化したいと思うはずだ。人は得意ではない部分にフォーカスするのではなく、本能的に最も得意とすることにフォーカスできれば、チームとしての生産性は12.5%も上がると言われている。

そのための方法として、私がおススメするのは、MBTIを活用する方法だ。まずは前提となるチームメンバのMBTIを把握する必要がある。こちらの記事に書いたとおり、チームメンバーにMBTIに関連した16パーソナリティーズのテストをやってもらうのもよいですし、テストの依頼を憚られるようであれば、相手のMBTIの見分ける方法としてこちらの記事をご参考にしてもらってもよいので、チームメンバのMBTIを調べましょう。

では、MBTIごとに、チームのどこに配置すればよいのか、解説をしていきます!

ENTJさん:困難を乗り越える組織リーダー

周囲への意識から未来を見通す先見の明を持ち、論理で理解して決断していく。まさにリーダーとしての気質を一番備えた人たちです。

目的を達成するためにビジョンを掲げて周りを説得し、効率的に組織を運営していきます。大胆な判断も得意であり、目的のためなら人にも厳しくなれるため、漫画だとどうしても悪役のボスにされがちですが、ストレスをコントロールし、感情的な配慮ができるようになれば最強です。間違いなく、リーダーをやるのが最適な人材です。

ENTPさん:弁の立つ交渉役

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将来を見据えたインスピレーションに触れながら色々と思考を巡らせていく。まさにアイデアマンとして光を浴びる気質を持った人たちです。

組織運営というよりは、アイデアを捻り出して周りと議論をしながら、リスクのあることにも挑戦していきます。ルーティンワークが苦手でいい加減な印象を与えますが、得意なディベート力を活かして、組織においては交渉役に置くのが最適な人材です。

ENFJさん:人を守る人材育成者

未来に向けた感情的な熱意によって、人を巻き込んで進んでいく。まさに熱血教師として人を鼓舞する人たちです。

ENTJと同様、目的を達成するためにビジョンを掲げて周りを巻き込んで推進していき、リーダーとしての素質を持っています。ただし、目的よりも人にフォーカスしすぎるため、自分と考え方が近しい人との繋がりだけを重視しがちです。組織においては、人材育成を担当するのが最適な人材です。

ENFPさん:楽しいを広めるマーケター

人好きで好奇心旺盛であり、独創的なアイデアに惹かれて楽しさを追求していく。まさに冒険家として縦横無尽に動く人たちです。

リーダーというよりは、広報やマーケティングの側面から組織に貢献したほうが光るタイプです。組織に必要なことよりも、自分が興味あることに全力投球してしまい、好き嫌いも激しいため、不公平になりがちです。組織の運営は、他のタイプで得意な人に任せて、マーケティングに注力するとよい人材です。

ESTJさん:正確なプロジェクト管理者

細部にまで至るディティールへの拘りと、伝統とヒエラルキーを守っていく。まさに管理者としてきっちり秩序を守る人たちです。

未来へのビジョンというよりは、目の前のことをきっちり管理していきますので、トップのリーダーというよりは、優秀なトップの下でいると輝くタイプです。他のタイプよりも管理が細かすきるため、どうでもよい部分のマイクロマネジメントで嫌われることがあります。リーダーは他のタイプで得意な人に任せて、プロジェクトの管理に注力するとよい人材です。

ESTPさん:フットワーク最強の営業マン

スリルが大好きで衝動的に行動して、いつも忙しく飛び回っており、雑ですがさっぱりとして気前の良いリスクテイカーな人たちです。

飛び回っているところはENFPと似ていますが、ENFPと違って論理的なので、感情に任せて理不尽なことはせず、誰からも好かれる性格をしています。ただし、ルーティンや暗い話が苦手で、考える前に行動してしまい、大やけどすることもあります。ある程度、誰かが練った戦術の上で、切り込み隊長として人と向き合うような営業がしっくりくる人材です。

ESFJさん:人を繋ぐコラボレーション担当

人間関係に重きを置いており、周囲の人のために役立ちたいと願い、優しくて話好き。まさに誰でも受け入れてくれる社交家な人たちです。

きちんとした計画に沿って、人とのコミュニケーションを大切にしながら、どうしたら人の役に立てるかを考えています。しかし、批判されることに弱いため、傷ついたり、一見似つかわしくないような押しつけがましさが前面に出てくるときもあります。先見性などは他のタイプに劣るため、組織の中では人と人を繋ぐコミュニケーションに注力するとよい人材です。

ESFPさん:チームを明るくする広報担当

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楽しいこと大好き、暗い話や細かいことは苦手、人と集まるのが大好き。まさにエンターテイナーとして人を楽しませる人たちです。

人の輪の中に入れておけば、勝手に中心になって盛り上げ役を買って出てくれるタイプです。組織に必要なことかどうかよりも、自分や周りの人が楽しんでいるかどうかが重要な指針となっています。難しい話や暗い話題が苦手なので、やるべきことから逃げてしまいがちです。組織の骨格は他のタイプに任せて、周りに組織の魅力を伝えていく広報役になるとよい人材です。

INTJさん:感情に流されない名参謀

一人で深く思考することが好きであり、どんな難題に対しても、個人的な感情に流されず、忍耐と知識をもって解決してくれるまさに名参謀です。

人の中に入ってリーダーシップを取るようなタイプではなく、みんなが浮足立っているところを少し多くから眺めながら、どこに問題があるかを考えている感じです。なお、組織と個人の目標が一致したときには、諸葛亮のような先見の明を発揮して、みんなを窮地から救ってくれるでしょう。組織の中枢で優れたリーダーのもと戦略を練る名参謀役がよいでしょう。

INTPさん:研究熱心なスペシャリスト

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色々なアイデアを思いつきながら、難しい課題を説いていく理論家です。INTJとともにMBTIの中ではIQの高さがトップクラスです。

発明家や研究者といった職業につくと、自分の興味とマッチすれば輝かしい業績を修めることもできるタイプです。人付き合いが苦手な人も多いので、チームの中でリーダーシップを取ることは苦手かもしれません。それよりも、研究熱心である特徴を活かして商品開発などのスペシャリストとして活躍できるポジションに付くのがよいでしょう。

INFJさん:信頼を勝ち取るルート営業

すべてのMBTIの中で最も繊細であり、人の気持ちをいち早く察することができる人たちです。

相手の気持ちを察することができて、自分の秘めたる価値観を辛抱強く伝えていくことができるため、1つのコミュニティで着実なリーダーシップを取ることができます。ポジションは営業で、ガンガン顧客を開拓するというよりは、INFJが信頼する製品で、ルート営業として選んだ顧客をしっかり掴んでいくことを任せるとよい人材です。

INFPさん:理想に向けて邁進する秘密兵器

控えめながら、創造性に富んでいて自分の中の理想を追い求める人たちです。

自分が集中したい作業に取り組む時間を大切にしており、実際にその作業で大きな成果を挙げることもできます。人に対して思いやりがある人たちですが、リーダーシップを取りたいとまでは考えていません。ですので、INFPさんが共感してくれる仕事を受け持ってもらい、そこで自由に創造性を膨らませてもらえると大きな成果を発揮してくれる人材です。

ISTJさん:責任感のあるタスク推進者

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自ら受け持ったタスクについては、とても高い責任感を持って推進してくれる人たちです。

細かいところにまで目が行き届くため、コツコツ一人で作業をすれば着実に期限にまで仕上げることができます。もちろん、リーダーとしても自らが管理できる範囲であれば、やり方に独自性があるものの、面倒見よく対応してくれます。タスクを責任もって着実に推進できるため、チームにとっての縁の下の力持ちといえる人材です。

ISTPさん:任務を遂行する技術屋

なものの、自ら受け持ったタスクについては、とても高い責任感を持って推進してくれる人たちです。

一匹狼の気質が強く、人間関係をうまく構築することには興味がありません。また、スリルを求めて新しいことに興味をもってトライするものの、細かいルールを守ることは苦手です。そうした性格にマッチするのは、新しい商品を製造したり、機会を組み立てたりといった技術職です。新しい要素が含まれれば、一人で黙々と厳しい環境でも任務をこなすことができる技術屋です。

ISFJさん:みんなを守るガーディアン

すべてのMBTIの中で、最も”性格の良い人”であり、忍耐強く物事に取り組める人たちです。

人に優しくて、派手ではなく落ち着いていて、人を助けたいという気持ちを強く持っています。仕事においては、ルーティン作業についても必要であれば忍耐強くこなせるタイプです。人から頼みごとを良くされてしまうので、パンクしないように注意することが大切です。看護師や介護士としての適性は高く、そういう職業でなくともチームを支えるガーディアンとしてどこでも通用する人材です。

ISFPさん:みんなの心を掴むデザイナー

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センスのよく、平和主義者で誰とでもきちんと付き合うことができる人たちです。

MBTIの中でも高い美的感覚を持っており、製品などの機能的なセンスではなく、美術やファッションに通ずるセンスがとても高いです。ESFPのように外部を意識した派手な好みではなく、中から輝くものを好み、芯のある美しいものを選びます。普段は主張をしないISFPには裁量を渡し、美的センスの必要なデザインなどの仕事をやってもらえるとよい人材です。