自己管理の本質的な意味とは【本当の人生を手に入れる能力】

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今日は、人生を生きていく上で、大切なことをお話します。

それは、自己管理を徹底するということです。

本当の人生を生きるためには、自己管理が必要のです。

えぇ~?自己管理しないことが俺流の本当の生き方なんだよな~

こういう方は多いと思います。

今日は、なぜ、本当の人生を生きるために、自己管理が必要なのかをお伝えしていきます。

自己管理の目的は、本当の人生を手にすること

まず、自己管理をする目的はこちらです。

自己管理の目的

自分の人生の目標を自分で決めて、そのために情熱を注ぐこと。そのために時間・お金・感情を管理すること。

私たちの多くは、他人からの期待、承認欲求に従って生きています。本当の自分に向き合わず、他人からの期待に応えるため、他人から認められるために生きている人がほとんどです。それでは、本当の人生を生きているとはいえません。

いくら経済的に自由であっても、本当に自分が欲しているものに向き合わず、自分がやりたいことさえ気づかずに生きているようでは、自分の本当の人生ではないし、それは自由とは言えないということです。

本当の人生を生きるということは、自分の人生の目標を決めて、そのために情熱を注ぐことです。

よく分からないという人は、スティーブ・ジョブズのこちらの動画をご覧ください。スタンフォード大学で行った超有名なスピーチです。12分あたりからこの話を始めます。見たことない人は是非見てみてください。

では、他人からの期待、承認欲求に振り回されず、自分の人生の目標を決めて、それに情熱を注ぐためにはどうすればいいでしょうか。

自己管理とは、自分と徹底的に向き合うこと

その答えは、自分と徹底的に向き合うことです。

そして、自分と徹底的に向き合うことが、自己管理なのです。

単にTODOリストを作ったり、不摂生を絶ったり、時間通り生活することが自己管理ではありません。

自分は何のために生きていきたいのか、一生をかけて常に好奇心を持ち続けられることで、世の中に役立てることは何なのかについて、自分自身と向き合って問うということです。

そうした問いかけを続け、自分の心の声を聞けて初めて、自分を管理できていると言えるのです。

以前、こちらの記事で他人からの承認欲求に振りまわされない生き方を書きましたが、つまりは自分と向き合うことが基本だということが分かると思います。

また、自分の心の声とは、自分が何に幸せを感じるのか、幸せを感じる点は複数あると思うので、その複数あるもののバランスは何なのかを知るということにもなります。そうした幸せの作り方については、こちらの記事に詳しく書いています。

自己管理のレベルは3つに分かれている

よくわからないという人は、下記の自己管理のレベルを見てください。

おそらく、皆さんがイメージしている自己管理とは、レベル2までを想像しているのだと思います。

レベル内容
レベル3
    
人生の目標が明確であり、目標を実現するために時間・お金・感情を管理している
レベル2人生の目標は不明確だが、今よりも良く生きるために時間・お金・感情を管理している
レベル1常に周りに流されており、自分と向き合うことはほとんどしていない

まず、自己管理という言葉のイメージからすると、ダイエットとか勉強とかの目標、はたまた規則正しい生活といったものを連想するかもしれません。

しかしながら、それはレベル2の話になります。レベル2まででは、何のために生きるのかが抜けています。

今よりも良く生きようとするだけでは、本当に意味ある人生を手に入れることはできません

自己管理レベルの上げ方

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自己管理レベルを上げていくということは、今(自分がいるレベル)よりももっと、自分と向き合っていくということになります。これは、レベル1からレベル2へ上がるときも、レベル2からレベル3へ上がるときも同様です。

そして、自分と向き合っていく過程で何が起きるかというと、自分が本当にやりたいことは何なのか、逆に言えば、自分にとって何が二の次であるかを決めなければならないということです。

人生では、最初は純粋な気持ちでやっていたのに、次第に他人からの承認や居心地の良さなどが加わってくると、そうした副次的なものに憑りつかれてしまい、自分が本当にやりたいことが見えてきたときに動けなくなってしまうことがあります。

そうした副次的なものに憑りつかれずに、あえてコンフォートゾーンから抜け出し、本当にやりたいことに時間とお金と感情を集中投資していくことが自分と向き合うという意味なのです。(感情を投資するというと分かりづらいかもしれませんが、要は、エネルギーを向けるということです)

競争戦略で有名なハーバードのマイケル・ポーター博士の名言に「戦略とは、何をやらないかを決めることである」というものがあります。これはとても重要なことで、選択と集中というものです。

人生はとても短いです。時間もお金も感情にも限りがあります。他人に振りまわれた人生を生きるには、あまりに短すぎるのです。