今日は、人が幸せに生きていくために必要となるものが4つあります。今日はそれを詳しくお伝えしていきます。
結論からいえば、人が幸せになるために必要なものは「健康」「お金」「本能的欲求」「帰属的欲求」の4つです。
これ以外にはありません。
必要です。これから説明しますね。
今日は、これら4つが必要な理由と、どの程度求める必要があるのかについて語っていきたいと思います。
幸せの要素①「健康」
まず、健康とは、文字どおり、身体の健康を指します。健康が幸せに繋がるというのは理解しやすいと思います。
これは、4つの幸せのうち、一番ベースとなるものです。
そして、身体の健康とは、会話したり体を自由に動かせる状態の時間を指します。逆に、生きている状態であっても、病院のベッドの上で病んでいる時間というのは、幸せには繋がらないということです。このあとの話において、この時間という概念はとても大切になります。
幸せの要素②「お金」
経済的に生きていくために必要なものです。生活の基盤とも言えるでしょう。
これは、4つの幸せのうち、二番目にベースとなるものです。
お金がなければ、衣食住といった基本的なことでさえ満たすことができません。お金が幸せに繋がるということも理解しやすいと思います。ただし、お金はあくまでも物理的な欲求に直結するため、お金にかなりの余裕が出てくると、今から説明する2つの精神面での欲求を満たさなければ、幸せの度合いは上がっていかないようになっています。
幸せの要素③「本能的欲求」
この欲求を理解するには、生きる意味を見出すイデオロギーの話をしたこちらの記事を読んでほしいです。
本能的欲求とは、自分の好きなことをしたいという欲求です。美味しいものを食べる、好きな人と過ごす、スポーツやエンターテインメントを楽しむといったことが代表的なものでしょう。つまりは、こちらの記事にも書いたように脳内麻薬を出すための欲求と言えるでしょう。ある意味では、享楽的、刹那的、利己的な生き方にも捉えられますが、本能的欲求は悪いものでは全くなく、人として必要な欲求といえます。
この本能的欲求は、強い人とそうでない人がいますが、前者は自分が好きなことを理解している、つまり、自己分析ができている人が多いことが特徴です。楽しい生活を送るためには、自己分析がとても重要だということです。自己分析については、こちらの記事に書いています。
幸せの要素④「帰属的欲求」
これが一番わかりづらいですが、帰属的欲求とは、集団(イデオロギー)に帰属することで守ってもらい、その返報性としてその集団に貢献したいという欲求です。イデオロギーには、信仰、主義、国家、会社、家族というような単位があります。詳しくは、こちらの記事に書いています。
こうした集団に帰属することで、人は安心感を得て、自分の存在価値、つまりは生きる意味を感じれるのです。
本能的欲求は、自己分析が必要ですが、この帰属的欲求には自己分析が必要ではないため、本能的欲求が強くない人は、逆にこの欲求が強い傾向にあります。また、大金持ちなどで、本能的欲求はほとんど満たしてしまった人が、この帰属的欲求を得ようとします。
なお、この欲求には、承認欲求は含まれません。なぜなら、承認欲求は幸せに繋がらないからです。その点は、こちらの記事に詳しく書いていますが、承認欲求というのは麻薬と同じでいつまでも満たされることはなく、追うだけ無駄な欲求です。
帰属的欲求とは、子供に対する無性の愛情、自分を育ててくれた会社への貢献、地球環境保護やボランティアといった活動として表れてきます。一方、承認欲求は、自分に自信がないがゆえに他者から認められたいがために行なっているあらゆる活動を指します。たとえ行動は同じでも、その動機によって、帰属的欲求か承認欲求かに分かれるということです。
人の幸せは、健康でいられる時間をいかに有意義に使ったかに比例する
人の幸せは、まず、健康な身体があってこそです。
誰しもがこの「健康な身体でいられる時間」を使って、「お金」「本能的欲求」「帰属的欲求」といった幸せを得ていくからです。
そして、「健康な身体でいられる時間」というのは、幸せを得るために使わずに、ムダに垂れ流すこともできるのです。ここが重要です。たとえば、お金を得るでもなく、自分の本能的欲求を満たすでもなく、奉仕するでもなく、何もせずに何日もボーっと過ごした場合がこれにあたります。
いくら「健康な身体でいられる時間」があったとしても、ムダにしてしまえば、それは幸せに繋がりません。逆に「健康な身体でいられる時間」を有意義に使えば幸せを得られるのです。
つまり、人の幸せの総量というのは、健康な身体でいられる時間を、いかに有意義に使ったかに比例するということです。
人生豊かさ=人生における感動の総量とも言い換えることができます。
自分が最も欲している幸せは、自己分析を徹底しなければ見えてこない
一般的な成功者といわれる人たちであっても、4つの幸せのうち「お金」しか追い求めず、気づいたら自分が不幸せであることに気づく人がいます。
また、「本能的欲求」ばかり求めすぎて、気づいたら家族もいない、貢献したいと思える場所がないといった「帰属的欲求」が満たされない人もいます。
その逆で「帰属的欲求」ばかりを追い求めてしまい、会社を引退したあとに、老後にやりたいことが見つからないといった「本能的欲求」の欠如という虚しさを味わう人もいます。
ですので、きちんと将来を見越した上で、「お金」と「本能的欲求」と「帰属的欲求」のうち、自分がどこに興味があり、どれが必要なものなのかをしっかり自己分析することが重要です。
幸せになりたいと思う割には、自己分析をおざなりにしている人が多いです。もっと幸せになりたいのであれば、もしかしたら嫌なことにも目を向けなければならないかもしれませんが、しっかりと自己分析をする必要があるのです。
あらためて、自己分析については、こちらの記事に書いていますので、ぜひご覧ください。
帰属的欲求って何なの?いるの?