【MBTI】相手のMBTIの見分け方【他人が自分にわざと嫌がらせをしているわけではない】

こんにちは、MBTIを研究しているラボネコです(Twitterはこちら)。

MBTIについては以前、こちらの記事でお話した通り、覚えると2つの良いことがあります。

MBTIを理解すると良いこと
  1. 他人が自分にわざと嫌がらせをしているわけではないことを理解できる(単に自分と違う物事の見方をしているだけと気づける)
  2. 自分自身のことをもっとよく理解できるようになる

MBTIは他の人とのコミュニケーションを大きく向上するのにとても役立つのです。

今日は、日頃の様々な仕草から、相手のMBTIを見抜く技術をお伝えしたいと思います。

相手のMBTIが分かれば、相手の考えや行動がざっくりと掴めるようになり、コミュニケーション上手になること間違いなしです。

MBTIの見分け方の全体像

MBTIとは、簡単にいえば性格診断です。

MBTIは、「外向型(E)/内向型(I)」「直感型(N)/感覚型(S)」「思考型(T)/感情型(F)」「判断型(J)/知覚型(P)」という4つのカテゴリの要素が組み合わさったものなので、他の人のMBTIを見抜くためには、この4つのカテゴリごとに相手を判別していけばよいのです。

そして4つのカテゴリを判別できたら、それを組み合わせるだけで相手のMBTI、つまりは性格が分かってしまうということです。

まずは身近な誰かを思い浮かべて、以下のカテゴリを見ていきましょう。

外向型(E)/内向型(I)の見分け方

詳しくはこちらを読んでからの方がいいかもしれませんが、これは比較的分かりやすいと思います。

外部に意識が向いている人が外向型であり、自分に意識が向いている人が内向型です。

何か起きたとき、外部にある原因や影響に意識が向くのが「外向型(E)」自分の中の原因や影響に意識が向くのが内向型(I)です。

たとえば、相手と二人だけで会話しているときを思い浮かべてください。

相手が積極的に話しかけてくる、つまり”間”を埋めようとするタイプの場合は「外向型(E)」の傾向が高いです。逆に、話しかけられるのを待っている傾向が強ければ「内向型(I)」の可能性が高いです。

また、複数人の会議の場合では、積極的に意見を述べる傾向があれば「外向型(E)」他の人に意見を聞かれるのを待っている傾向があれば「内向型(I)」と言えます。

ちょっと面白いところでは内向型(I)はマスクをつける傾向が高い、外向型(E)は飲み会が好きという結果もあります。

直感型(N)/感覚型(S)の見分け方

ここは一番難しいかもしれません。

簡単にいえば、会話をしていて、思いもよらない角度から質問をしてくる人は直感型(N)の傾向が高く、話があまり逸れずに地に足がついているのが感覚型(S)です。

直感型(N)は相手が言ったことに対して1つ解釈を加えてから考えるのに対して、感覚型(S)は相手が言ったことを詳細に理解しようとするので、そのあたりが会話における対応の違いとして出てくるわけです。

会話における話題としては、直感型は創造的なので宇宙や哲学や未来といったことに関心があるのに対して、感覚型は現実的なのでスポーツやファッションやイベントといったことに関心があります。

また、直感型(N)は思考が抽象的で可能性について言及し、感覚型(S)は思考が具体的で事実について言及することが多いです。たとえば何か新しい技術があった際、その技術の概念について言及する傾向が強ければ直感型(N)詳細を押さえて細かいことにこだわる傾向が強ければ感覚型(S)の可能性が高いと言えます。

思考型(T)/感情型(F)の見分け方

これも比較的簡単です。

たとえば会議で皆の意見が割れているときに、真実を探そうとするのが思考型(T)であり、落としどころを探そうとするのが感情型(F)です。

これは、思考型が結論は正しいのかということを気にしているのに対して、感情型(F)は結論によって周囲がどのように感じるかを気にしているからです。

それゆえに、フェア(公平)であることを重視するのが思考型(T)人へケア(親切)することを重視するのが感情型(F)となります。ちなみに、フェアとケアは相反するものであることは、こちらの記事に記載しています。

マネジメントスタイルもだいぶ異なり、ビジョンを描いて戦略を練るのが得意な思考型(T)に対して、皆に気を配って感情に配慮するのが得意な感情型(F)といった感じです。

判断型(J)/知覚型(P)の見分け方

食事に行ったときに、メニューを見てすぐに決めるのが判断型(J)周りの人が何を食べているのかを気にしたりしながら悩むのが知覚型(P)です。

パソコンのデスクトップ画面や部屋が整っているのが判断型(J)散らかっているのが知覚型(P)という傾向もあります。

会話をしていても、判断型(J)は物事に白黒つけようとしてせっかちな印象を与えますが、知覚型(P)はいつまでも選択肢を残しておこうとして優柔不断な印象を与えます。

4つのカテゴリを組み合わた結果

さあ、これで4つのカテゴリの結果が出たと思います。それでは4つを組み合わせてみてください。

たとえば内向型(I)で感覚型(S)で感情型(F)で判断型(J)だった場合は、ISFJとなります。

ISFP, ISFJ, ISTP, ISTJ, INFP, INFJ, INTP, INTJ, ESFP, ESFJ, ESTP, ESTJ, ENFP, ENFJ, ENTP, ENTJといった16パターンのうちのどれかになったはずです。それぞれの性格については、他のサイトで調べてみてください。

この4つのカテゴリは、足し算ではなく掛け算でその人の性格を表してくれますので、4つのカテゴリで分かった気にならず、是非16パターンごとの性格を確認してみてください。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

他の人とのコミュニケーションの中で、自然と相手を4つのカテゴリで判断できるようになれば、わざわざその人にMBTIテストをやってもらうまでもなく、ある程度は相手の性格を推察できるようになれます。

そうすれば、相手の行動や発言が予測できるようになりますので、思いもよらないコミュニケーションミスが減っていくことは確実です。

ただし、気を付けなければならないのは、あくまでもその傾向があるという程度であり、性格を断定的に決めつけるようなことをしてはいけませんこちらの記事にも書いたとおり、思い込みは諸悪の根源になります。

そして、この16パターンに優劣や良し悪しはありません。あくまでも、人には考え方に違いがあるのだということを理解するためのツールにすぎないということです。

このMBTIを有効に使えるようになれば、あなたのコミュニケーション能力は飛躍的に向上するでしょう。

補足

このMBTIは、カール・ユングの心理学が基礎となっています。ユング心理学を少しでも知りたいという方は、こちらの記事をご覧ください。

相手のMBTIが分かったら、実はチームビルディングにもMBTIが使えます。詳しくは、こちらの記事に書いていますので、よかったら見てみてください。

この他、複数のカテゴリでも傾向は見られますので、思いつく限り、以下に追記していきます。

  • 外向型(E)で判断型(J)の場合:他人に意見を押し付けやすい傾向があります
  • 外向型(E)で感情型(F)で知覚型(P)の場合:ファッションに気を使っている傾向があります