センスがある人は、自分と何が違うのでしょうか。
センスがよい人は、同じ情報に触れていても、そこから読み取れることが人よりも多いです。そして、同じことを伝えようとしても、より表現力のある伝え方ができます。
センスというのは天性のもの、つまりもって生まれた先天的な能力だと思いますか?
実は違います。センスというのは、訓練を重ねることで向上できるものなのです。
感性(センス)は情報量に比例する
近年、感性工学という研究分野において、感性(センス)というものは、実は後天的な要素が大いに含まれることがわかりました。
感性工学とは、人間の感性という主観的で論理的に説明しにくい反応を、科学的手法によって価値を発見し、活用することによって社会に資することを目的とした学問である。工学とは、人間の感性やイメージを物理的なデザイン要素に翻訳して、感性に合った商品を設計するテクノロジーのこと。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
具体的には、いくつかの分野(バイオリニスト、テニスプレイヤー、等)でトップクラスのグループと、秀でているがトップではないグループとに分けて、生活習慣から思考まであらゆる物事を分析したそうです。
その結果、トップクラスとそうでない人たちを分けていたのは、先天的なものではなく、実は練習量の差であることが分かったそうです。
つまり、練習量というのは、その分野における情報量とも言い換えることができます。
つまり、どんな分野においても、有用性のある情報をたくさん仕入れたほうが、その分野においての専門性が高まるということです。
センスを磨くには、一万時間が必要
そして、センスがトップクラスになるためにはどの分野においても一万時間の練習量が必要だという示唆がでています。
一万時間というのは一日三時間毎日かかさず練習したとして、10年弱かかるということですから、相当な練習量だといえます。
普通の人であれば、一日三時間の練習を毎日かかさずに続けるというのはかなりの厳しさだといえます。
センスを磨くためのアンテナを張る
そのため、継続するための方法論をお伝えしておきます。
それは、自分が意識してセンスを磨きたい分野を紙に書き、毎日眺めるという方法です。
こちらの記事に書きましたが、これを引き寄せの法則といい、自分の無意識層に働いてもらうということです。
紙に書くのは、自己暗示のためです。つまり、自分に自己暗示をかけて無意識に続けるための行動をさせるということです。
無意識層を使ってインプットとアウトプットを毎日続ける、それが一万時間に到達することでトップクラスになれるということです。
確かにいるよね〜、そういう人。でもあれって天性のものでしょ?