【夢を持つ方法】何もやりたいことがない人が夢を見つけて自分だけのストーリーを見つける方法

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自分は何をやりたいのか。

自分の夢は何か。

そういう人生の大きな問いに迷っている人は多いのではないでしょうか。

ぼくもそんな一人です

自分の夢を簡単に見つけられるのは子供のときだけです。大人になってからもその夢を追い続けられるほど「運」が良い人など一握りです。

今日は、夢迷子の大人の方々へ、どうすれば自分のやりたいこと、夢、生き甲斐が見つかるのかについて、私が実践している方法をご紹介したいと思います。

夢とは、 自分にこれまで入ってきた情報から作られている

結論からいえば、自分の夢というのは、自分にこれまで入ってきた情報から作られています。

人は、生きている間に色々な情報に触れます。学校や仕事場、ネットやテレビやSNS、友人との会話、そうした様々なところから情報を日々浴びています。

人は、そうした情報のうち、外部から勧められたり、やってみて得意だったり、不快なものを取り除いてくれたりするものに、好感を持つようになります。それが「好きなもの」です。

友だちから何度も勧められた音楽であれ、やってみたら人よりも得意であった運動であれ、嫌なことから目を背けさせてくれるアイドルであれ、自分が好感を持った対象が、次第に自分の「好きなもの」として認識できるようになるわけです。

そして、この「好きなもの」を突きつめようとする行為を私たちは「夢」と呼びます。

夢とは、実は自分の偏見や思い込みの塊である

「夢」というのは、見方を変えれば、偏った情報の集合体から、偏った「好感」を通じて選ばれたものです。

なぜなら、自分に入ってくる情報というのは、色々な視点を総合的に踏まえた情報ではなく、物事の一側面でしかないからです。

たとえば、音楽1つとっても、日本に住んでいる若者であれば圧倒的にJ-POPを聞く機会が多く、クラシックやハードロックを聞く機会は少ないはずです。これが情報の偏りです。

また、それに対する「好感」についても偏りがあります。

たとえば、人から良いと勧められたり、たまたま周りの人と比べて得意だったからということに過ぎないわけで、物事の酸いも甘いも知り尽くした上での「好感」ではありません。

つまりは、「夢」とは自分の偏見や思い込みの塊ともいえます。世知辛い表現ですが、事実です。

アインシュタインは、「常識とは 18 歳までに身につけた偏見のコレクションでしかない。」という名言を残しましたが、「夢」というのもこれと似たようなものなのです。

夢とは、自分で意図的に作りだしたり、変化させたりできるもの

それであれば、こう考えることができます。

自分で意図的に偏りを作りだしたり「好意」を抱くようにすることで、「夢」を作ったり、変化させたりできるのだろうか。

答えはイエスです。

自分に入れる情報を変えたり、またその情報を吟味し直して「好感」を持つことで、自分の「夢」を作ったり、変化させたりすることができます。

子供の頃の「夢」が大人になると変わっていくというのは、自分に入ってきた情報に変化が生じたからに他なりません。

人は、成長を通じて、自分に入ってくる情報の集合体が変化していき、人生の色々な経験を通じて「好感」を持つ対象も変化します。それによって「夢」にも変化が生じるということです。

海外留学などをして「夢」を探すという行為は、新しい情報を集めたり、新しい経験を通じて物事の本質を理解しようとしている行動なのです。

さらには、特定の対象を知れば知るほど、自動的にその対象に「好感」も持てるようになります。マルコム・グラッドウェルの一万時間の法則のとおりで、人は多くの時間を1つの対象に費やすことで、得意となり、それがアイデンティティとなって「好感」を持つのです。

たしかな夢がないなら、偉人の本から欠片を見つけよう

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夢は思い込みの塊であり、自分に入ってくる情報を変えることで、「夢」を作ったり変えたりすることができるということが分かりました。

それでは、もしあなたが確固たる夢を持っていないなら、どういう情報を自分に与えていけばよいのでしょうか。

もし今時点で少しでも好きなことがあるなら、それを突き詰めていけばよいですが、そこまで好きだといえるものはないという人向けに良い方法をご紹介します。

それは、本を読むことです。特に、自分が立派な人だなと思う偉人のことを書いた本を読むとよいでしょう。

偉人はみんな夢を持っています。夢と挑戦、挑戦の過程での人の出会い、こうしたもので偉人伝はとても面白いストーリーとなるのです。

偉人の本を読めば、きっと憧れのようなものが生まれます。それが夢のカケラとなるのです。

少しでもやってみたいことが、いずれは好きになり夢になる

ここまで読んでいただいた読者の中には、なんとなくやってみたいと思うことはあるけど、夢と呼べるほど強い情熱はないんだよなという人もいるでしょう。

でも、それで構わないのです。

少しでもやってみたいことを見つけたら、ひたすらその情報を追っていけばいいのです。そうすれば、どんどんそのことに詳しくなってゆき、自然とその分野が得意になり好きになっていきます。

そして、自分の好きなことに対しては、もっとコダワリを持つようになります。そうすると、世の中にないものを求めるようになり、ないなら自分で作ってしまいたいという気持ちが強くなっていきます。現状に満足できなくなり、変化を求めるようになります。

そうしたことが積み重なり、少しでもやってみたいという小さな想いは、いずれしっかりとした「夢」になっていくのです。

スティーブ・ジョブズの名言「大事なことは情熱だ。自分が愛していることは辞めないだろ。だから成果が出るんだよ。頭がよくても情熱がなければ、成果が出るまで続かないんだよ」という言葉のとおりです。

情熱をもって、やってみたいことにこだわってみましょう。

夢は誰かの役に立つものであるべき。そうすればお金の問題はない

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夢を追いかけていくと、当然ながら、お金の問題にぶつかります。夢ではお金が稼げないので現実的に夢を追うことができないという言い訳です。

もしあなたの夢が「経済的自由」であれば、このようなことは言わないでしょう。あなたの夢が何かを成し遂げたいという「思想的実現」であるから、お金の問題が起きるわけです。

本来、何かを成し遂げたいという「思想的実現」は、誰かの役に立つものです。誰の役にも立たない夢は、達成しても虚しいだけでおススメしません。よくわからない人は、こちらの記事をご覧ください。

誰かの役に立つなら、そのサービスを受ける人は、あなたの夢にお金を払ってくれます。役に立った量が、もらえるお金の量と比例するほど世の中は単純ではありませんが、誰かの役に立ててるのであれば、必ずお金が入ってくるのが資本主義です。

何を言いたいのかといえば、誰かの役に立つ「思想的実現」であれば、いずれ必ず誰かがあなたの夢にお金を払ってくれますので、そこに至るまでしっかり頑張るということです。

人を癒す芸術家、夢を与えるアスリート、街のパン屋から大企業の社長まで、あなたの夢が実現したときにお金を払ってくれる人がいるなら、それまで頑張りましょう。

夢を追いかけることは孤独との戦いでもある

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巷ではFIRE(Financial Independence, Retire Early)という経済的自立と早期リタイアという言葉が流行っています。

これが夢というなら止めませんが、FIREしても誰かの役に立つわけではありません。

FIREして、美味しいものを食べて、色々なところに旅行にいって、一時的には楽しいかもしれませんが、1~2年で飽きてしまうのではないでしょうか。そんなことをしてもつまらない人生です。

そもそも、消費活動ではたいして幸せホルモンは分泌されません。誰かの役に立つような生産活動によってこそ、幸せホルモンはたくさん分泌されるのです。

夢を追いかける過程で、孤独を感じることもあるでしょう。夢を追いかけるというのは、つまり自由を得ることであり、選択への責任と孤独を受け入れることでもあります。

エーリッヒ・フロムは「自由からの逃走」にて「人は孤独に耐えきれず、自由から逃走し、隷属と依存の道を歩む」と言いました。孤独に耐えきれず、何者かの配下に加わり、言われたとおりに生きることで、自らの自由を放棄する代わりに、責任と孤独から逃れようとするという意味です。

私たちは、夢を描き、面白い人生を歩みたいのであれば、こうした孤独にも耐えればならないのです。