何かをしようと思っても続かないことってありますよね。
なぜかわかりますか。
それは、自分の中でアンテナが立っていないからなのです。
アンテナとは、簡単に言えば興味であり、自分の生活の目標ということです。
今日は、どうすれば自分の中でアンテナを立てることができるのか、なりたい自分になるために努力が続けられるのかを解説したいと思います。
脳は一秒間に4億ビットの情報を処理している
わたしたちの脳は、普段から多くの情報を無意識に処理しており、具体的な数値でいうと、脳は一秒間に4億ビッドの情報を無意識に処理しているようです。
たとえば、今、あなたは椅子に座ってこの記事を読んでいるとします。
そのとき脳は、椅子に座っている感触、この記事を見ている情報、テレビの鳴っている音、家族が話している声、料理が出来た匂い、記事を読んでいて思い出した事などなど、あらゆる情報を並列で処理しているのです。
それらをすべて合わせると、約4億ビットの情報になるということです。
しかし、そのうち意識にまで上げているのは20分の1の2000ビット程度となっています。
脳は意識に上げるべき情報を勝手に取捨選択している
なぜ、20分の1の情報しか意識に上がらないのでしょうか。
先程の例でいえば、あなたがこの記事を読んでいるとき、目で見て入ってきた情報は、あなたにとって今、大切な情報なので、意識に上がってきていると思います。
一方で、あなたが椅子に座っている感覚はどうでしょうか。そのような情報は、今大切な情報ではありませんから、おそらく意識にまで上がってこなかったと思います。
このように、脳は、わざわざ意識にまで上げるべき情報というのを取捨選択しているです。
なぜそのようなことをするのでしょうか。
それは、すべての情報を意識にまで上げてしまったら、私たちがパンクしてしまうからに他なりません。
意識に上げるべき情報は、実はコントロールできる
もう1つ、別な例を出しましょう。
たとえば、あなたが何かを意識した瞬間に、それがよく目に飛び込んでくることはあるでしょう。ある服とか車とか、興味をもった途端に目につくようになったりしたことはあるのではないでしょうか。
これは、私たちの脳が取捨選択しているために起きているのです。
そして、脳に備わっているこの取捨選択システムには名前がついています。
Reticular Activating System(網様体賦活系)といいます。
このRAS(Reticular Activating System)といわれる脳の部位は、分かりやすく言えば、わたしたちが何に気づき、何を見逃すかを判断している部位のです。
RAS(Reticular Activating System)のコントロール方法
ここからが本題です。
実はこのRASを私たちの力でコントロールすることが可能なのです。
自分にとって何が重要なのか、つまり何を取捨選択して意識までもってきてほしいのかをRASに伝えることで、その情報を引き寄せることができるのです。
関心ごとを文字に起こして眺める
それはどうやってやるのでしょうか。
まず一つ目の方法は、関心ごとを文字に起こして、毎日それを眺めるというものです。
とても単純なのですが、やっていくと次第に、RASの中にその文字で書かれた内容が浸透していき、脳が勝手にそれらの情報を集めてくれるようになります。
こういう人間になりたい、こういうことにチャレンジしたい、身近な幸せをもっと感じたい、何でもいいので関心ごとを自分に浸透させていきましょう。
そうすれば、自分の中でアンテナ(RAS)が立ち、なりたい自分になるために必要な情報が意識まで上がってくるようになります。ハッキリ具体的に書けば書くほど、そうした情報が集まってきます。
ビジュアライゼーションをする
もう一つの方法は、ビジュアライゼーションといい、有名な格闘家や経営者も習慣にしているモチベーションアップ方法です。
やり方は単純で、まずは目を瞑り、頭の中で成し遂げたイメージを想像するだけです。毎日30秒で構いません。それだけで、脳は実際に起きたことと勘違いして、成し遂げることに必要な情報を勝手に収集し始めてくれるのです。
試合で勝つ、会社で昇進する、家族に恵まれる、そういったことをビジュアライゼーションすることで、脳はそうなるように情報を収集し、あなたにとってプラスになる行動を自然に行うように導いてくれるでしょう。
こちらの記事にも書きましたが、人は、インプットによって形成されていると言っても過言ではありません。
自分のインプットを変えることで、それによってモチベーションが上がり、なりたい自分になるために必要な努力が続けられるようになるということです。皆さんも是非、RASを試してみてください。
あるわ~、究極の三日坊主ネコだわ~