【みんなで使おう】Brave Browser はプライバシー問題を解決する

皆さん、Brave Browserをご存知でしょうか。

私は、GoogleやFacebookによる個人のプライバシーを使った広告システムに嫌気がさしている人でして、個人のスマホには広告ブロッカーをわざわざ入れていたんですが、そんな中、ブレイブ(Brave Browser)という全く新しいブラウザを知ることになり、使ってみたところ、とても良い感じでしたので、今日はそれを記事にしたいと思います。

ここに書いてあるDuckDuckGoも同じで、履歴などを保存しない検索エンジンでプライバシーをしっかり保護してくれます。ただ、今日ご紹介するブレイブを数か月使ってみて、これだけでプライバシーの保護については十分だなという実感を得ましたので、今日はブレイブのみをご紹介します。

ブレイブは広告ブロックを自動で行ってくれて、使い勝手も良い

まず、ブレイブの良いところは、冒頭にも書いた広告ブロックです。ブレイブは基本仕様として広告ブロック機能が配備されていますので、初めから何もせずに広告ブロックされた状態で使うことが可能です。ブレイブは、ウェブサイトだけでなく、ユーチューブの広告もブロックしてくれます。

さらには、大半のウェブサイトや広告に裏で仕込まれているトラッカー(勝手に個人のデータを収集している機能)を自動的にブロックしてくれます。もちろんクッキーについてもブロックしてくれます

設定次第では、スクリプトもブロックしてくれます。ただ、スクリプトをブロックしてしまうと、ウェブサイトによっては表示が上手くいかなくなるときがありますので、私はスクリプトは許容しています。

プライベートモードというのもあって、ここではブラウジングした履歴を隠すだけでなく、目的のサーバに辿り着くまでに複数のサーバを経由し、接続を暗号化してくれます。アクセスしたサイトの主からあなたのアドレスを知られる心配もないということです。

そして何より、広告やトラッカーをブロックしてくれるので、表示スピードがとても速いです。ブレイブ独自調査では、広告・トラッカーブロックを行っていないChromeやSafariと比較して、2~8倍のスピードを出すようです。

そして、この点を一番言っておきたかったのですが、このブレイブはChromeと同様、オープンソースのChromiumをベースとしていますので、使い勝手がとてもChromeと似ています

お気に入りやブックマークなどの操作も似ており、アドレスバーに直接文字を入れるだけで検索してくれる点も変わりません。そして、ウェブサイトで文字を検索する際には、Safariよりも手間がかかりません。

ブレイブは、投げ銭用の独自通貨BATを使って、従来の広告ビジネスモデルのディスラプトにチャレンジしている

実はこのブレイブ、ブロックチェーンの技術を使っており、以前、ICOで3500万ドルの資金調達をしています。そして、独自の通貨のBAT(Basic Attention Token)を発行しており、従来の広告ビジネスを変えようと取り組んでいる点も面白いです。

ブレイブで設定(Brave RewardをON)にすると、ウォレットが作成され、利用者はGoogleなどの広告がブロックされる代わりに、ブレイブが設定した広告を閲覧すると、BATがもらえる仕組みになっています。(もちろん、Brave RewardをOFFにしておけば、ブレイブが設定した広告も表示されることはありません)

ブレイブが設定した広告は、ブラウザの上にひっそりと出てくるだけです。なので、あまり見た目の煩わしさはありません。そして、利用者がこの広告を見たりクリックしたりすると、いつの間にか利用者のウォレットにBATが勝手に貯まっていくようになります。

ただ残念ながら、このBATは利用者自身がお金として使えるわけではなく、投げ銭用の独自通貨となっています。ですので、もしかしたらこの点についてはメリットを感じない人はいるかなと思います。

利用者は、貯まったBATを自分の好きなウェブサイトの作成者に投げ銭できます。私はとりあえずウィキペディアに投げ銭しました。

という感じで、このブレイブは、ウェブサイトやユーチューブの広告ブロックを勝手にやってくれる優れものでして、その上、Chromeと使い勝手が変わらずスピードも早い、加えてBATという独自通貨で従来の広告ビジネスをディスラプトしにいっている心意気ということで、私はとてもおススメしています。

PC版のブレイブのダウンロードは、こちらからどうぞ。

https://brave.com/nir049

アンドロイドやiOS用のブレイブは、アプリストアから検索すればすぐにダウンロードできます。

是非、皆さんも使ってみてください!