【悩みの解決方法】悩みは紙に書けば解決する【デジタルよりも紙に書くことが優れている理由】

今日は、とっておきの悩みの解決方法をお伝えします。

悩みごとは紙に書く。なぜ悩んでいるのかを自分と向き合って細かく書く。

これだけです。

今日はそれをご紹介したいと思います。

なぜ紙に書くことが大切なのか

まずやるべきことは、自分の悩みを言語化することです。

人は悩んでいるとき、自分が本質的には何に悩まされているのかは、実はよく分かっていないものなのです。

悩んでいるとよく、同じ考えが堂々巡りすることはないでしょうか。

これは、自分の中でなぜそれが悩みになっているのか、解決したい優先順位は何かということが正しく理解できていないために起きているのです。

なぜ悩みになっているのか、優先順位は何なのかというのは、自分の頭の中だけで考えるには、物事が絡み合いすぎていて複雑なのです。

ですので、紙に細かく書いていく、これを行うことができれば、しっかり状況と自分の感情を言語化できるようになります。言語化能力については以前こちらの記事に書きましたので参考にしてください。

紙に細かく書くということは、つまり言語化のプロセスということです。

デジタルよりも、やっぱり紙がよい

確かに、紙で書くことは、タイピングと比べるとスピードは遅くなり、消しづらいというデメリットがありますが、その分、紙面上の自由なスペースに自由な大きさで書くことができ、挿絵なども簡単に書くことができるというメリットがあります。

さらに、PCやスマホに打ち込むのとは違い、紙に書くことで、手からの刺激が走ること、文字をしっかり目で追うようになることで、脳への刺激が倍増することになり、紙で書いている最中に、アイデアが浮かびやすくなります。

また、科学的にも、紙に書くことで、目標達成率が上がったり、記憶力が上がるという結果も出ています。デジタルよりも紙のほうが、悩みなどの思考を整理するためには、各段によいといえます。

わたしの個人的なおススメとしては、紙はA4のレポート用紙がよいと思います。

高級なノートはやめたほうがいいです、なぜなら、丁寧に書こうとしてしまうからです。丁寧に書こうとすると、逆に書くことが億劫になってしまうので、適当に書いて、嫌だったらちぎって捨てられるくらいがベストです。

ペンについては、こすって消せるペンで書きやすいものであればなんでもよいと思います。

悩みを紙に書くときは、感情と事実を細かく書く

それでは、実際に悩みを紙に書いて解決していくプロセスを説明します。

まず、紙に書く上で、悩みは細かく書いていくということが重要になります。

たとえば、あなたは「仕事がつまらない」と悩んでいるとします。しかし、この時点では悩みや優先順位が明確になっていません。

仕事がつまらない原因は、一般的には人間関係の悪さ、スキルアンマッチ、給料が低い、勤務地が遠い、やりがいがない、将来性がないなど、要素としては色々あると思います。

ですので、漠然と「仕事がつまらない」という悩みを抱えるのではなく、こうした要素に従って、自分の感情を分解していくのです。

そして、さらに1つ1つを掘り下げていきます。たとえば、人間関係の悪さでいえば、この人との関係はとても良好だけど、この人との関係は悪い。なぜなら、この人とはこの点で価値観が違うからだ、この価値観の相違は、こうした立場の違いによるものに起因している、といった具合です。

最初は難しいかもしれませんが、できるだけ自分の感情を細かく書いていくこと、そして同時に事実も詳しく書いていくことが重要です。

事実というのは、人間関係でいえば相手の立場、将来性であれば市場のニーズといった、自分の感情以外の要素です。

この事実を書きだすという作業はとても効果があり、これまで自分の感情ばかりに目を向けていたために見えていなかったことに気づかせてくれたりします。そして、その気づきは、相手を許したり、今の環境が実は恵まれていたということに気づかせてくれたりします

悩みの優先順位をつけること

次に大切なことは、解決すべき悩みに優先順位をつけることです。

先程の例でいえば、人間関係の悪さ、スキルアンマッチ、給料が低い、勤務地が遠い、やりがいがない、将来性がないといった悩みに対して、どれを優先的に解決したいのかを決めるということです。

人と話すと、どうしてもカッコウをつけてしまいます。本当は人間関係が嫌なのに、将来性がないといったことを理由にしてしまい、そうするうちに自分の本当の優先順位が分からなくなってしまいます。

それゆえ、悩みの優先順位というのは、人と話して決めるのではなく、自分との内省から答えを導きだすことが必要なのです。

実は、悩み続けてしまうことのほとんどは、優先順位をつけられないことが原因なのです。

アクションに落とし込んだら期限を切る

自分の悩みと優先順位が分かれば、あとは解決策を作るだけです。

解決策を作って実行に移すには、また別の能力が必要となります。実行力というやつです。

行動になかなか移せない人の特徴は、恐怖心が強いということです。そして、恐怖心というのは、得体の知れないものに対して起きるものです。

ゆえに、具体的な解決策を生み出すときに、しっかりと情報収集することをおススメします。

本であり、有識者に聞くなり、解決策を実行に移したときに起きるハレーションを事前に収集するということです。

転職を例にとれば、複数の転職エージェントに話を聞くというのも情報収集にあたります。

また、情報収集だけで終わらないように、期限を定めるということも重要です。今週中に転職サイトに登録する、今月中に転職エージェントと一人は会う、といったところまで期限を定めるということです。

期限を定めたら、TODO管理帳に記入します。TODO管理帳は、アプリで様々なものがありますので、気に入ったものを使えばよいです。そして、何よりも毎日見ることが重要です。

そして、人は、具体的な行動に落とし込めれば、悩みから解放されます

悩んでいる暇はなくなり、あとはやるだけという状態になれるからです。

いかがでしたでしょうか。

この記事が皆さんの悩みの解決に役立つことを期待しています。