【2022年版】コンサルティングファーム出身者の転職事情【ポストコンサルの進むべき道】

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今日は、コンサルタントの転職事情をお話します。

いわゆるコンサル出身者をポストコンサルといいますが、ポストコンサルのキャリアにはどのようなものがあるかについてです。

10年以上コンサル業界にいて、様々な人が出たり入ったりしているのを見てきた私の方から、一番実態に近いお話ができるかなと思います。

現役コンサルタントで転職することを考えている方、これからコンサルを目指す人には有益な情報です。

ポストコンサルについては、戦略系コンサルと総合系コンサルで様相が異なるため、今日は総合系コンサルの転職事情をお話します。

転職先はどのあたり?【結論】同業他社やソリューションベンダ、テクノロジ系事業会社が多い

総合系コンサルタントは、企業の事業戦略から業務改善、テクノロジ導入(今風にいえばデジタルトランスフォーメーション)に関与してきた人が多いです。

具体的には、総合系コンサルの組織はマトリクスになっていることもあり、コンサルタントは各人の濃度の濃さはあれど、ソリューション領域(営業(CRM)、生産管理(SCM)、人事、会計、テクノロジ)と、業界領域(金融、製造、医療、インフラ、流通、情報通信、公共)を組み合わせた知見を有しています。

コンサルタントは、こうした知見をうまく活かすことができる職場を求めて転職活動を行うことになります。

総合系コンサルの主な転職先としては、多い順に以下となります。

#転職先転職動機
1 コンサルティングファーム 自分の得意スキルが活かせる同業他社のチームへ。チームで丸ごと移籍するケースも
2 ソリューションベンダ SAPやSelesforce等のソリューションベンダは年俸も高く、馴染みのあるベンダは人気
3 テクノロジ系事業会社 ソフトバンクや楽天、GoogleやAmazon等のテクノロジ系には、スキルマッチがしやすい
4 外資系事業会社 中途入社の受け入れ土壌があるため、企画部やシステム部に転職することが多い
5 スタートアップ 20代~30歳前半の若手行く事が多い。それより上となると年齢的にきつい
6日系事業会社 年俸は下がる可能性が高いが、そろそろ安定したいと考える人が選ぶ
7 投資銀行やファンド 戦略コンサルと違って、ここへの転職はほとんどない

年齢の壁はあるのか【結論】コンサルタントからの転職に年齢の壁なし

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年齢の壁は気になるところでしょう。結論から言って、コンサルタントからの転職にはそこまで年齢の壁はないです。

もちろん、スキルが備わっていることが前提です。スキルのない方は、何歳であっても年俸を下げなければ転職は厳しくなります。

一般的に、20代から30代前半は一般社員としての募集、30代後半から40代は現場リーダー層としての募集、50代以上はマネジメント層としての募集です。40代まではエージェント経由での転職も十分に可能ですが、50代以上となってくると、コネクションがなければ年俸のキープはなかなか厳しいかもしれません。

コンサルタントというのは、事業会社の人から見ると、あくまでも第三者の立場での経験と思われますので、50代でのマネジメント層のポジションとなると、本当にマネジメントが行えるのか厳しく見られます。ですので、将来的には事業会社で経営者になろうと思っているコンサルタントは、40代から事業会社にキャリアチェンジする人も多いです。

転職サイトについては、こちらの記事にまとめましたので、是非参考にしてください。