これからのコンサルはテクノロジに強い企業が勝つ

以前、コンサルティング業界の趨勢について記事にしましたが、これからの時代、コンサルティング会社が生き残っていくためには、いかにテクノロジに振り切れるかだと思っています。

10年前までは、戦略コンサル、業務コンサル、ITコンサルといったカテゴリで、上から順に上流をやっている、上流をやっているほうがなんとなく”えらい”といった風潮がありましたが、これからの時代、この考え方は完全に崩壊します。

順を追って説明していきたいと思います。

時価総額上位はすべてテクノロジ企業

まず、今の時代の流れを読む必要があります。時代の流れを読むにあたっては、どのような業種が”今後期待されているのか”を見ればよいです。つまり、世界の時価総額の上位を見るということです。

世界の時価総額の上位は、いわずとしれたGAFA。

これらの企業は、今後の時代で活躍することが期待されているから、株価が高くなり、時価総額が高くなっています。

そしてGAFAはどのような企業でしょうか。いずれもテクノロジ企業ですよね。つまり、今の時代はテクノロジが期待されているということです。

もちろん、時代を読むには、時価総額だけで分かるわけではありませんが、経済系ニュース(ビジネスインサイダーなど)で話題になるのも、やはりテクノロジ企業とその経営者たちです。日本を見てみても、孫正義さんなどテクノロジ企業の経営者が注目を浴びていますよね。

つまり、今の時代は、テクノロジによって未来を良くしていくことが期待されているということです。なぜでしょうか。

テクノロジが下流という考え方は古い

これまでテクノロジというと、戦略や業務を下支えするためのシステムという見方が大半でした。

しかし、現在はコンピュータの処理能力が大幅に向上したことに伴い、その状況は大きく変わりました。具体的には、テクノロジはただの下流ではなく、戦略や業務自体を大きく変えてしまうディスラプトツールになったのです。

たとえば、小売り業界では、アマゾンのようにテクノロジを活かしてプラットフォームを作り、データドリブンで顧客の利便性を最大化する企業が主流となりました。既存の小売り企業は不振にあえぐことになりましたが、アマゾンなどが人々の買い物のスタイルを大きく変えました。

また、メディアについていえば、今の時代、人々はテレビを見ずにYouTubeやTwitterなどのSNSを見ています。メディアと切っても切れない広告についても、テレビや新聞はほとんど斜陽産業となり、今ではFacebookやGoogleといったテクノロジの広告が主流となりました。

小売り、メディア、広告に関わってきた昔ながらの企業は、テクノロジの登場によって壊滅的な打撃を受けており、戦略を見直さざるを得ない状況に追いやられたということです。

そして、今後は、AIが登場することによって、RPAなどでは比較にならないくらい人々の仕事をテクノロジが代替していくことになるでしょう。これまで人が担っていた業務については、ほとんどAIが実施してくれるようになるということです。

もうここまでくると、テクノロジは戦略や業務を下支えする下流の位置づけではないことが分かるでしょう。

これからのコンサルタントが学ぶべきもの

コンサルティング会社の話に戻りますが、「システムなんか下流の仕事」と言っているコンサルタントは時代遅れの化石になってしまうということです。

これからのコンサルタントは、テクノロジを知ってて当たり前、AIやブロックチェーン(本日は言及しなかったので、また別の記事で書きます)の技術を理解していることは当たり前の時代が来るでしょう。

では、これまでITコンサルと呼ばれていた人は安泰かといえば、全くそうではないです。

なぜなら、これまでITと呼ばれていた技術領域と、AIやブロックチェーンはほとんど別物ですので、また新たに勉強する必要があるからです。

当然、既存のITを知っている人のほうが理解しやすいでしょうが、これまで戦略コンサルや業務コンサルをやっている人でも十分に間に合います。

皆さん、テクノロジをしっかり勉強していきましょう。

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ラボネコ
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