【2020年度】コンサルファームの分類と比較【解説】

今日は、2020年におけるコンサルファームの分類とそれぞれの特徴を比較します。

これから就職する新卒の人、転職を考えている中途の人に、自分の志向性がどの種類のコンサルティングファームに合っているかを知ってもらえたらと思います。

戦略系コンサル

まず、戦略コンサルからです。

代表的な戦略コンサル

マッキンゼー、ボスコン、ベイン、ATカーニー、ローランドベルガー、アーサーDリトル

戦略コンサルは、マッキンゼー、ボストンコンサルティングが知名度及び日本での実績は頭ひとつ抜けています。

その次に、ベインアンドカンパニーとATカーニーが続き、最後にローランドベルガーとアーサーDリトルといった感じです。

こちらの記事にも書きましたが、戦略コンサルは、1990年代までは、その目新しいフレームワークとロジカルシンキングに基づく分析力を価値の源泉としていました。

しかし、それらの知識が次第に世の中に広まるにつれて情報の非対称性が薄れ、加えて戦略コンサルを卒業したポストコンサルたちの多くが事業会社に転職していることもあり、現在では戦略コンサルが得意とするような分析をクライアント自らが行えるようになってきています。

そのため現在の戦略コンサルは、彼らの海外オフィスとのネットワークを用い、まだまだクライアントが苦手な海外戦略であったり、DDによるM&A支援を行いつつ、総合系コンサルが得意としていたオペレーション改善の案件を増やしています。そして、今後の時代を見据えて、昔は手を出していなかったデジタル案件にも関心を持っています。

戦略コンサルについては、マッキンゼーとボスコンとベインの違いをまとめましたので、こちらの記事をみてみてください。

総合系コンサル

次に総合系です。

代表的な会社:アクセンチュア、デロイト、PwC、KPMG、EY、アビーム

総合系というのは、戦略もほんのちょっとだけやりつつ(一応、売上ベースでは)、むしろもっとオペレーションまわり、つまり営業・顧客管理、生産・販売管理、財務管理といった業務についての改善(BPRといいます)や、ERPといったIT導入をメインに商売しているところです。

アクセンチュアやアビームといったどちらかといえばIT導入(+保守)をメインにしているところから、デロイトトーマツコンサルティング、PwCコンサルティング、KPMGコンサルティング、EYアドバイザリーアンドコンサルティングといった監査法人系コンサルのようにITでも要件定義やPMOが中心でシステム開発はあまり行わない(というか体力的に行えない)会社が該当します。

なんだかんだで色々やっていますが、たいていはテクノロジ(ERP関連、最近ではRPA等)関係の仕事が多いです。それはおそらく売り上げベースでは九割以上ではないかと思います。

総合系コンサルについてはこちらの記事にまとめましたので、ご覧ください。

総研系(シンクタンク)

最後に総研系です。

代表的な会社:MRI(三菱)、NRI(野村)、 日本総合研究所、MURC(三菱)、 みずほ総研、船井総研、大和総研

ここにも格はあり、MRIとNRIは頭一つ出ています。他の会社はその後に続いているという理解でよいでしょう。

総研系は、やはり官公庁での調査案件が多いです。国の政策に基づいて発注される仕事を数千万で受けて、海外の動向などを調査したり、国が主催する委員会を運営して、報告書をまとめていくといったものです。

デスクトップ調査、文献調査、国内海外へのヒアリング行脚などは戦略コンサルと仕事内容は似ていますが、総研系は特定の決められた事実を詳細に調べあげる一方、戦略コンサルはあまり決めっていないことを仮説ベースで調査し、クライアントへの提言を示すという違いがあります。また、総研系は官公庁が相手なのでスピード感はゆるいです。

また、戦略コンサルの場合、調査は仕事の1つでしかないため、その他にもM&Aの際のDD、実行計画の立案、社内への落とし込みといったスキルが必要となる点が違いです。また、キャリアとして、戦略コンサルは色々な業界を担当することがありますが、総研系はもともと入り込んでいる官公庁の特定の課に根を張って継続的に取っていくことになります。

総研系が少し特殊なのは、大学の先生が入るような委員会の運営も多いことです。こうした案件では、調査というよりも事務局的な仕事になります。産学官連携という形で、民間企業とともに実証検証を行うこともあります。

官公庁以外の案件は、出自を見ていただければわかりやすいですが、銀行であったり商社から依頼される案件も多いのが特徴です。その場合、やはりお金になりやすいテクノロジ領域(ERP等)が主軸となる点は、総合系とあまり変わらないでしょう。

シンクタンクについては、コンサルとの違いは、こちらの記事にまとめましたので、ご覧ください。

その他のコンサル

あとは、少し知名度が落ちますが、日系のコンサルがいくつかあります。日立コンサル、クニエ、シグマクシスといった総合系のコンサルであったり、 ドリームインキュベータやコーポレイトディレクションといった戦略系に近いコンサルもあります。

また、少しマイナーですが、マーサーのようなレベルが高いですが、人事に特化しているような会社もあります。

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