【オススメ】コンサルタントになる人が読むべき本【10選】

コンサル業界で10年以上働いてきた私が、コンサルになるために、そしてなってからも参考にしてきたオススメの本をご紹介します!

ほんとにためになる本なのー?

もちろん!

わたしはコンサルタントになってからも年間100冊以上の本を読んでいますが、そんな私がコンサルタントを目指している方、ロジカルシンキングなどのコンサルスキルを獲得したい方向けに、是非とも読んでいただきたい本をピックアップしたいと思います。

今回は10選となりますので、良書中の良書のみを選び抜きました!

コンサルタントを目指したくなる本

まず最初は、コンサルタントとはどういう仕事なのか、そしてコンサルティングの現場の醍醐味とは何なのかが分かる本です。

こういう本を読めば、コンサルタントではない方もコンサルタントを目指したくなると思います。

企業参謀新装版 戦略的思考とはなにか

いわずと知れた「企業参謀」ですね。こちらは日本史上最高のコンサルタントである大前研一さんがマッキンゼーに入って数年で書き上げたベストセラーです。

当時はコンサル黎明期であり、マッキンゼーといっても誰も知らなかった時代。大前さんが日立のエンジニアからマッキンゼーに転身したばかりの頃、入って数年でコンサルティングの本質を見抜き、コンサルティングの一般的な方法論をこの本でまとめ上げました。

この本はベストセラーとなって売れに売れまくり、この本のおかげで多くの民間企業からマッキンゼーに仕事が殺到することになります。加えて、海外でも翻訳されて出版されており、経済界の多くの大人物たちが今でも読んでいるというバイブルのようなものです。

他の本は読まなくてもいいから、これだけは押さえておきたい一冊です。

ハーバードMBA留学記 資本主義の士官学校にて

こちらはBCG出身者でライフネット生命の創業者・CEOであった岩瀬大輔さんの本です。岩瀬さんの本としては「入社一年目の教科書」(後述)が有名で「ハーバードMBA留学記」の方は処女作となりますが、とても読み応えのある本です。何を隠そう、私はこの本でコンサルタントを志しました

この本の内容としては、岩瀬さんがBCG・リップルを経てMBA留学を決意し、ハーバードで超優秀な仲間たちと猛勉強を行い、その後に日本で74年ぶりの独立系保険会社であるライフネットを創業するまでのことが書かれています。

そしてただの回顧録ではなく、この本には優秀な若者の夢がつまっています。岩瀬さんが日本でコンサルタントとして培ってきたロジカルシンキングを武器にハーバードに行くと、そこには自分にはない崇高な理念を持った優秀な仲間たちがいました。彼らに刺激を受け、様々な葛藤を通して起業に心が向かっていくというストーリー展開が胸を熱くさせてくれます。

コンサルの醍醐味である思考力を鍛えてくれる本

考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則

こちらは、コンサルタントになった際、読んだことがなければまず最初に薦められる本です。コンサルタントというのは、ファクトをベースに論理的に情報を構造化していくことが求められ、それが如実に出てくるのが紙書きと言われるパワポ作りです(パワポの作り方については、以前こちらの記事で書きました)。パワポ作りがイケていない人は、まず上司にこれを読み込むことを指示されるくらいの名著です。

この本では、MECEやピラミッドストラクチャーという言葉が出てきます。構造化の基本的な考えなのですが、これを読めばしっかりと頭に叩き込むことができます。さらに、誰かに何かを説明する際の基本「状況→複雑化→課題→答え」についても学ぶことができます。この本を読めば、会社での資料づくりやプレゼンのスキルが格段に上がる(下地ができる)と思います。

少し値段が高いですが、この本を買って損はありません。私はこの本でコンサルの基礎を学びました。コンサルタントでなくても、生きていく上で必ず役立つ知識となるでしょう。

ロジカル・シンキング

コンサルタントの代名詞であるロジカルシンキングが十分なほど学べる本です。マッキンゼーにてロジカルシンキングのアドバイザを長年経験されていた照屋華子さんと岡田恵子さんの本です。

バーバラ・ミントさんの「考える技術・書く技術」でもロジカルシンキングが学べますが、一冊読んだだけでは実践に活かすことが難しいということであれば、こちらの本でさらに必要な構造化技術を勉強することをおススメします。なにせ私自身もロジカルシンキングについてはこの本で学んだことが基礎になっています。

仮説思考 BCG流 問題発見・解決の発想法

ロジカルシンキングと並んで重要な思考スキルが仮説思考です。BCGの日本社長であった内田和成さんの著書で、なぜ仮説思考を行う必要があるのか、仮説思考はどのように行えばよいのかというのを事例を交えながら分かりやすく説明してくれます。

コンサルタントをやっていて、必ずぶち当たる壁というものがいくつかありますが、そのうちの一つが仮説思考であることは間違いないでしょう。そもそも、研究者出身の方は、仮説思考に対して抵抗感を持っている場合が多いです。なぜなら、研究においては、結果にアラや間違いがあってはならないため、膨大な情報から時間をかけて結論を出していくのに対して、仮説思考は”仮説”のもと短期間で答えを出していくものだからです。

研究のように膨大なデータからコツコツ答えを出していくやり方と比べれば、精度は下がるかもしれません。しかし、ビジネスにおいてスピードは精度よりも時に重要なのです。時間をかけていたら競合他社にあっという間に置いていかれてしまい、加えて経済環境も日々刻々と変わるため、ある時点で正しくても時間経過とともに間違った結果に変わってしまうことは往々にしてあるからです。

この本では、限られた情報から最も可能性の高い結論を「仮の結論=仮説」として設定し、その仮説に基づいて仮説の実行、検証、修正を行っていく仮説思考を徹底的に教えてくれます

地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」

日本の世の中にフェルミ推定の言葉を広めたのはこの本なのではないでしょうか。「日本に電柱は何本あるか?」「世界中で1日に食べられるハンバーガーの数は?」といった答えのない問いに対して、いくつかの仮定を置きながら概算を導き出すのがフェルミ推定です。

フェルミ推定はコンサルティングファームでの面接でよくある「ケース面接」でも試される能力ですね。ですので、これからコンサルになりたいと思っている若手の方はこの本で勉強しても損はないと思います。

仮説思考を行うのに必要となってくるのが地頭力なので、この本は内田和成さんの「仮説思考」の補足として使うとよいと思います。巷で頭が良いと表現されるとき、よく見てみると「暗記力がある人」と「地頭力がある人」に大別されると思いますが、本当に世界を変えていく天才というのは「地頭力がある人」の方なんだろうなと思いました。

コンサルに必要なコミュニケーション力を鍛えてくれる本

人を動かす 文庫版

コンサルティングの現場では、クライアントが相手となります。当然、ロジカルシンキングや仮説思考といったスキルも必要となりますが、何よりもコミュニケーション力が必要となることを理解しておきましょう。

コンサルティングファームの中では、ロジックだけで納得してくれる同僚や上司も多いと思いますが、クライアントはそうではありません。彼らはコンサルタントとは立場も価値観も異なる人たちです。彼らを動かすためには、人間力が必要となってくるのです。

この本は、スピーチおよび対人スキルに関する各種コースの開発者であり、著名なデール・カーネギーの珠玉の名作です。この本は、コンサルタントというよりは、全てのビジネスマンに読んでいただきたい人間関係の基礎となる本です。

伝え方が9割

この本は、コンサルタントではなく博報堂のコピーライターである佐々木圭一さんの著書です。依頼や誘いの内容は同じでも、伝え方次第で相手の返事は「ノー」にも「イエス」にもなるということで、どう伝えれば相手の「ノー」を「イエス」に変えることができるかが書かれています。

これは、ロジックで説明したいコンサルタントと、共感を大切にしたいクライアントの間で行き違いが生じた際に、是非とも読んでほしい本です。以前、こちらの記事でMBTIをご説明しましたが、コンサルタントはロジック重視の論理型の人が多いですが、日本人全体としては共感重視の感情型の人が多いのです。こうした伝え方というのは、感情型の人たちを相手にするときは有効なスキルとなります。

私もこの本によってマネジメントスキル、トークスキルを向上することができました。異業種のコピーライターの方からの助言ですが、コンサルタントとして身に染みることがたくさんあるはずです。

できるビジネスマンの心構えを教えてくれる本

入社1年目の教科書

この本は、先程もご紹介した岩瀬大輔さんの新卒者向けの本です。入社一年目の若手が取り組むべき心構えを書いています。

もちろん、新卒の方以外にも若手であれば十分読みごたえのある本です。内容としては、新卒はまだ何者でもないゆえ、目の前の仕事に精一杯打ち込むことが次の道を開くことに繋がる、精一杯打ち込むとは頭を使って努力することであるという至極全うなビジネスパーソンの心構えが丁寧に解説されています。頭では分かっていても実践できていないという方には、十分読みごたえがあるはずです。

スマイルズの世界的名著 自助論 知的生きかた文庫

そして何よりも私がご紹介したかった本です。こちらは、孫正義さんや本田圭佑さんがバイブルとして挙げている本であり、トヨタ創業者の豊田佐吉がこの本によって目覚めてトヨタを創業したというエピソードは有名ですね。この本の発行は古く、1859年にサミュエル・スマイルズが書いた成功伝集です。歴史がある分、内容もひとしおに濃いです。

いわゆる成功者の心構えが学べるのですが、「天は自ら助くる者を助く」という序文にあるとおり、自らの人生は自らによって切り開いていくということを学ぶことができます。

私は、無人島に一冊だけ持っていくことができるとしたら、間違いなくこの本を選びます。